ホテルの定義と上手な使い方について

ホテルの種類によって異なる宿泊料金

日本的解釈でややこしいことに

ホテルと呼ばれるものが本格的に日本で見かけられるようになったのが、明治時代の頃から少しずつ見られるようになっていきました。それまでにない洋風のベッドで就寝するというスタイルは、雑魚寝しか知らなかった日本人には衝撃的だったでしょう。その後は自宅などの様々なものが洋風化する中で、旅行などをする際にも旅館ではなくホテルを利用する、という選択肢も増えていきました。ここで気をつけて欲しいのが、ホテルと呼ばれる宿泊施設が日本古来のものではないという点だ。そのため日本独自の定義で気づかれていた旅館とは違った概念の宿泊施設であり、ホテルにはホテルならではの特徴を持ち合わせている。

それはホテルを分類化する時に表れます。一般の、世界的な視点から見た場合のホテルを分類した場合には5つに区分けができます。これが平均的な分け方となっていますが、日本的な解釈を加えるとこの国ではさらにもう3つに区分けできるという、構造的にややこしくなるのが見えてくる問題点が浮かんでくるのだ。どうしてそんな面倒なことになっているのか、という問題もありますが、今はその点は置いておくとして、一般的に見た場合でのホテル区分としてどのように分けられているのか、まずはそこから見ていこう。

ホテルの区分として

世界的な視野で見た場合でのホテルは種類によって異なる、という点が挙げられる。端的に言えば値段の幅にも左右されますが、そうした情報も含めてホテルとはどのように分けられているのかを見ていこう。

ホテルの種類として

ラグジュアリー・ハイエンド
まずは『ラグジュアリー・ハイエンド』についてだ。こちらのホテルは一般的に『豪華・豪奢』といった言葉がよく似合う宿泊施設となり、基本的に一泊宿泊するだけでもおよそ3万円以上とかなり高額な料金を支払わなくてはなりません。普通ならまず宿泊できないようなホテルですが、代表格として『帝国ホテル』・『ホテルオークラ東京』といった老舗中の老舗ホテルが例としてあげられます。
宿泊した人はわかると思いますが、何もかもが高水準となっています。ラグジュアリーとハイエンドはさほど違いはなく、一般的なホテルの基準と比べてどちらも比較にならないような豪華さがウリだ。
ミドル
次いで『ミドル』と称されるホテルについてですが、ラグジュアリーよりは劣るにしてもそれでも宿泊料金は20,000円を超えるため、手頃に宿泊できるようなところではありません。『京王プラザホテル』や『東急ホテル』といったところが例としてあげられます。
エコノミー
ミドルよりも安く、またホテルの部屋によって10,000円以下で宿泊できるホテルを『エコノミー』と呼んでいます。全国展開しているビジネスホテルチェーンがこちらのエコノミーに当てはまりますが、昔と今ではビジネスホテルと呼ばれるものもその質が、ありえないほどにランクアップしているのでより過ごしやすくなっている。
バジェット
基本的なホテルの宿泊料は全て10,000円以下で宿泊できる、いわゆる格安のビジネスホテルなどについては『バジェット』と呼ばれる区分に当てはまります。東横インやアパホテルなどの全国展開しているホテルなどを見れば分かるように、値段とを比較しても十分寝泊まりするには十分な造りとなっているのが特徴だ。

日本的な枠として

先述のホテル区分けについては世界的な視点から見るホテルの区分となり、これは日本にも当てはまります。だが上述した5つの区分以外にも、他に3つの区分が追加されるのだ。それが『フルサービス』・『ビジネスホテル』・『リゾートホテル』と分けることが出来ます。先に話したものと一部かぶるところはありますが、日本的に見ればこの3つも独立した、ホテルとしての在り方を左右する言葉となっているので、外す事は出来ないと言われている。

中でもある種特異な、日本的な意味合いで大いに用いられているモノがこれら3つの宿泊施設に共通している『ビジネスユースに対応している』という点だ。基本的にビジネスマンが急遽使用するための施設的な意味合いで用いられる事が多いところですが、普通の一般的な観光客でも利用できる。中でもリゾートホテルに関しては主に保養や療養といった目的を有しているなど、別シーンに向けた対応も出来るのだ。

カプセルホテルなどについて

さて、こうしたホテルの区分について話をしていくとカプセルホテルなどにも触れておく必要があります。名称はホテルとなっていますが、日本の法律的な解釈においてカプセルホテルは元々宿泊施設とは見なされておらず、『簡易宿所』という分類がなされるのだ。詳しいことは省きますが、通常のホテルとは違って基準となる宿泊施設の基準を満たしていないなどの点から、一部の専門家にすればホテルというべきではないといった意見すら飛んできます。

色々ややこしい

ホテルが登場したことで洋風化の宿泊施設が増えた、ここまではいいでしょう。しかしそのせいで日本のホテルにおける種類と区分、そして簡易宿所といったようなものまで出現しているので、実はホテルではないかも知れないところも多々ある。何気に世界的な観点からすれば日本ほど宿泊施設という概念を複雑奇妙な形に仕上げている国はそんなに多くないのかもしれません。