ホテルの定義と上手な使い方について

LGBTを取り巻くホテル問題

やはり強く出てくるLGBT問題

唐突な質問をするがホテルを利用しようとした際、明らかにそういう雰囲気を募らせている同性同士が入っていく瞬間を見かけたとしよう。それを見て果たしてどう感じるかと聞いた時、恐らくこんな反応が見られるのではないでしょうか。

パターン1:『げっ、同性同士か、見たくなかったな』

パターン2:『あれっ、なんで……、あぁっそういうことか』

パターン3:『初めて見たよ、えっどうしよっか??』

パターン4:『同性カプktkr!! マジ興奮するんですけど~~!!』

色々ケースを挙げてみたが、パターン4を本当にしていたとしたらその人は真性のアレということで見なかったふりをしよう。オタクが一般化されてきたとはいえ、あくまで二次元的な世界観でしか許容できない、リアルにはなるべくなら見たくないと感じている人はとても多い。BLや百合といった言葉が、それこそ知る由もなかった人たちにまで情報共有されて、ディープな世界を見てしまったと知りたくなかったという人もいる。

そういう人達は仕方がない、しかし情報を既に知っている状態でしかもそういう趣向の書籍を読むことを嗜んでいる人たちが、LGBTを『気持ち悪い』という資格はないと言えるのではないでしょうか。その世界を知るということは、同時にそうした人々に対して蔑むといったことをする人はどうしてもいる。自分とは違うからと相容れない人に対しての態度が露骨に嫌な感情を示すのは、お門違いというべきではないでしょうか。

LGBTの人たちの話題を唐突に上げたが、これにはホテルに絡んだ1つの問題があった。それというのも同性同士、特に男性同士が愛を営むためにとホテルを利用するために訪れたら、利用を断れたという話が実際に起こっているのです。

LGBTとホテル

今から10年ほど前のこと、当時開催された同性愛者の催し物があってそこへ参加しようと考えていた都内在住の男性が、パートナーである男性と共に宿泊するためのホテルを予約した。男二人でダブルベッドを、そうインターネット上で予約をしたのですがここで問題が発生します。

予約後にホテルから電話があり、男性同士でのダブルベッドの部屋は利用できないといって断りを入れられてしまったのだ。そういう人たちかどうかは分からない状態であったものの、ホテルはあくまで『良心的なマニュアル対応』をして断りを入れたのです。ですが男性にすれば納得できるわけもなく、翌日に再度電話して同様に予約を取ろうとしたものの、それでも断られてしまったのだ。これに激怒した男性が保健所へ連絡し、ホテル側の不当行為を告発したのです。

そもそも宿泊希望の顧客を予約段階から断ることが可能なのかどうかだ。旅館業法によれば、宿泊を望んでいる客の中で館内において特定の現象をもたらすような人たちが宿泊する際には、毅然とした態度で断りを入れられます。その例は『感染症などの病気』、『禁止されている賭博行為』などをするに限ってのことです。そのため男性の予約を同性同士でダブルの部屋を利用するのはダメという判断は下せないのだ。

しかし残念なことにこのケースで起こってしまった宿泊拒否という姿勢には、男性から我慢ならないと糾弾されてしまった。

ホテル側の釈明によれば

宿泊拒否をしたホテル側にすれば、保健所への通報も相まって被害を最小限にするために声明を出します。

『男性同士ではダブルベッドは狭いから、ツインルームの部屋に薦めただけ』

とても無難な回答となりますが、この意見についてはとても納得できる。ダブルベッド、ホテルによってはクイーンやキングといった特大サイズのベッドを用意しているところもありますが、元々体躯が大きい男性同士がダブルベッドというのはあまり現実的ではありません。同性、それこそ正式に付き合っているならば話は別なのかもしれませんが、それでも長年連れ添っていれば色々と寝る際に問題が生じることもあるものだ。

諸々の行為をするにしてもしないにしても、寝ている最中の寝相の悪さやいびきなどの睡眠障害を引き起こしかねない行動をしていたら、パートナーにも影響を及ぼしてしまいます。それこそ寝ている際に寝返りでパンチやらキックやらをされてはとてもではないが安寧とした睡眠は期待できないので、ベッドを分けるべきと考えた方がいい。

ただホテルが男性同士のダブルベッドを使用という時点で既にそういうことだと気づいていた可能性は大いに有り得るので、意図的に断りを入れたということも一概に言えなくもない。

ばれないために

ホテル側にも配慮の欠ける応対だったのかもしれませんが、予約した男性にも非は少なからずある。同性愛者とはどうしてもいまだ日陰を見る事が多い人達なので、ばれないためにもあえて同じ部屋でツインの部屋にするという選択肢も視野に入れている人はいるものだ。単純な友人同士であればツインルームの部屋を使用することはあるので、それならばまだ話も変わってきます。人によっては自分のセクシャリティを知られたくないという人もいれば、どうせだからオープンにしてもいいだろうと二種類の人種に分かれるものだ。

男性は後者だったのかもしれませんが、トラブルが起きることを予見していたならツインにしていたかもしれませんね。